花粉症注射とはノイロトロピン製剤を使用した非ステロイドの注射です。花粉の時期に毎年鼻水や目の痒みに悩まされたり、内服の副作用で眠気や喉の渇きが気になる方にオススメです。
ノイロトロピンは、花粉症の3大症状(鼻水・鼻づまり・くしゃみ)すべてに効果があり、鼻水を出しやすくする働きを抑えたり、アレルギー物質を分泌させる好酸球が増えるのを抑制したりする働きもあります。
花粉症注射は花粉の時期の本格シーズン前に治療することで発症を予防ができる治療となります。副作用が少ない分効果はマイルドですが、毎年人気のある製剤となります。
当クリニックで使用するノイロトロピン製剤は長年安全性の高い医薬品として使用されています。
元々は痛み止めとして使用されていましたが、近年アレルギー抑制に効果があることがわかっています。花粉症の症状を和らげるためにステロイド(ケナコルト)を使用することが多いですが、副作用も強く、副作用の少ない製剤で花粉症の症状を和らげたい方にお勧めです。
鼻粘膜にあるアセチルコリン受容体増殖を抑制する効果があり、アレルギー反応を起こす好中球の働きを抑えることで全身のアレルギー反応を抑制します。
デメリットとして花粉症を発症後にこの注射を打っても症状の改善自体は非常にマイルドです。そのため、発症前の時期に治療をすることをお勧めしております。
花粉症抗アレルギー
初めての方は、カウンセリングを通じて注射の目的や期待する効果について医師と話し合います。また、アレルギーや健康状態の確認を行います。
医療機関で専門の医師によって安全に行われます。注射の際にはリラックスできる環境が整えられています。所要時間は個人差がありますが、通常は5〜10分ほどです。
注射後も気になることがあればいつでもご連絡ください。必要に応じて治療計画の調整を行い、最適な状態を維持します。