あなたのシミは肝斑?肝斑かどうかセルフチェックをしてみましょう! – 横浜山手クリニック

あなたのシミは肝斑?肝斑かどうかセルフチェックをしてみましょう!

あなたのシミは肝斑?肝斑かどうかセルフチェックをしてみましょう!

シミなのか肝斑なのかはっきりわからなくて悩む・・・

今回はよく聞くようになってきた肝斑についてです🎵

今や男性もシミの治療をしたりと、日本も美容大国へと。皆さんの美意識が女性も男性もここ数年で大きく伸びたように感じる筆者ですが、いざシミのケアをしよう!と意気込んで調べるとシミにもたくさんの種類が。。

そこで今回は自分のシミが肝斑なのかシミなのかを症例写真を使用してご説明します!顔の肌トラブルとして悩む方が多い「肝斑(かんぱん)」と「シミ」。一見似ているように見えますが、それぞれ異なるメカニズムで発生し、適切なケアや治療方法も異なります。

肝斑とシミの違いを詳しく解説し、どのようなケアが必要なのかをお伝えします。


1.肝斑とシミの見た目の違い

まず、肝斑とシミは見た目にも特徴があります。

肝斑:肝斑は左右対称に現れるのが特徴です。特に頬骨のあたりに広がりやすく、薄茶色で境界がはっきりしている場合が多いです。額や口元、顎にも現れることがありますが、輪郭がぼんやりとしていて広がるように見えることもあります。また、肝斑の上にシミがあることもあります。

シミ:一方、一般的なシミ(老人性色素斑)は、場所に関係なく単独で現れ、形や濃さもさまざまです。輪郭がくっきりしている場合が多く、肝斑に比べて濃く見えることもあります。

▪️発生原因の違い

肝斑とシミが生じる原因も異なるため、治療やケア方法も異なる点に注意が必要です。

肝斑:紫外線による影響や年齢などもありますが主な原因はホルモンバランスの変化とされ、ストレスや顔を強く擦ったり、摩擦を与える行為は肝斑を悪化させる要因の一つです。特に顔を強く擦る癖のある男性は要注意!

また最近では肝斑が存在する表皮層にある基底膜や真皮層が年齢や上記のような影響により脆くなり、真皮層に色素沈着として残ってしまうことがわかっています。

シミ:シミは主に紫外線が原因で、長期間の紫外線暴露によってメラニンが蓄積し、色素沈着が発生します。年齢を重ねるごとに肌のターンオーバーが遅くなるため、蓄積されたメラニンが排出されにくくなり、シミとして残ります。ニキビ跡などもシミを引き起こす原因となります。


2. 治療法・ケアの違い

肝斑とシミは原因が異なるため、ケアの方法にも違いが出てきます。

肝斑のケア:肝斑はホルモンが関与しているため、刺激の強いケアやレーザー治療は逆効果になることがあるので注意が必要です。肝斑に特化した内服薬(トラネキサム酸など)や、低刺激のスキンケアが推奨されています。肝斑は敏感な状態の肌であることが多いため、紫外線対策も大切ですが、擦ったり刺激を与える行為は避けた方が良いでしょう。当院ではマイクロニードル+RFを使用した肌治療、シルファームXで肝斑を薄くする治療を行なっています。トーニングやピコトーニングで効果があまり感じられなかった方や痛みが気になった方にもオススメです。〜詳しくはこちら〜

シミのケア:シミは元は角質が剥がれず留まってしまったことによりシミができてしまうので、角質のケアとしてピーリング等を行うとシミの排出を外側からアプローチすることができます。またシミにはレーザー治療や光治療が効果的であることが多く、老人性色素斑など効果が期待できます。日常的なケアとしては、美白成分を含むスキンケアアイテム(ビタミンC誘導体、ハイドロキノンなど)を取り入れるとよいでしょう。また、紫外線対策を徹底し、日焼け止めを毎日使用することもシミの予防に役立ちます。


3. 肝斑とシミの見極めポイント

自分で肝斑かどうか確認するのはとても難しいですが、いつ頃から出てきたシミなのか、範囲はどこか、思い当たる原因があるかなど振り返るともしかして・・と気付くこともできます。

肝斑とシミは医師による診断を受けることで正確に区別することが可能です。肝斑なのかわからない場合の自己判断でのスキンケアは肝斑を悪化させる恐れもあるため、気になる場合は皮膚科や美容皮膚科での診察を受けることをおすすめします。


まとめ

肝斑とシミは一見似ているものの、その原因やケア方法は異なります。肝斑には内服薬や低刺激ケア、シミにはルメッカなどの光治療やレーザーなど美白成分のケアが有効ですが、まずは適切な診断を受け、肌に合ったケアを選ぶことが大切です。当院では豊富な症例写真をご覧いただきながらカウンセリングをしていただくことも可能です。

ぜひ診察にお越しくださいませ🎵