キレーション点滴とは？デトックスをしたい健康志向のあなたへ
キレーション点滴って一体どんな内容なの？
最近、健康志向が高まる中で「キレーション点滴」に興味を持つ方が増えています。特に、重金属の蓄積が体に及ぼす悪影響が注目されるようになり、それを排出するための方法としてキレーション療法が普及しつつあります。しかし、具体的にどのような効果が期待できるのか、そして実際にどんなリスクがあるのか、気になるところです。
当院ではキレーション点滴を初め、美容効果〜健康までトータルでの効果が感じられるメニューをご提案させて頂いています。その中でもキレーション点滴はみなさんどんな効果があるのか？とお声をたくさん頂くので
今回はキレーション点滴の効能などお伝えさせていただきます！
キレーション点滴の仕組みと期待される効果
キレーション（chelation）とは、ギリシャ語で「カニのハサミ」を意味する「chele」から派生した言葉で、「結合する」という意味を持ちます。
キレーション点滴には「EDTA（エチレンジアミン四酢酸）」と呼ばれる薬剤が使用され、体内にある重金属（鉛や水銀など）と結びつき、これを体外に排出するサポートをします。
重金属は、長期間体に溜まると様々な不調の原因となることがあるため、特に工業地帯や都市部で生活する人々、また魚介類を多く摂取する方々にとって関心が高まっています。
主に慢性的な疲労感や集中力の低下、頭痛などの症状が緩和される可能性があります。
体内の有害物質を除去するため、全身の健康を向上させる効果が期待でき、また免疫システムが正常に機能しやすくなり、風邪や感染症にかかりにくくなる可能性があります。
さらに、キレーション点滴には、血流改善や細胞の酸化を防ぐアンチエイジング効果も期待されています。これは、血管内に付着する有害物質を排出し、血管の柔軟性を高めるためと言われています。
そのため、心血管系の健康維持にも一役買うのではないかとされています。
安全性と副作用のリスク
キレーション療法は、医学的には古くからある技術であり、特に鉛中毒や水銀中毒など、重金属中毒の治療として用いられてきましたが副作用のリスクもゼロではありません。
具体的には、キレーション剤がカルシウムなどの必須ミネラルと結びつき、これを排出してしまう可能性もあります。そのため、骨密度低下や電解質の不均衡が生じるリスクも考えられるのです。施術前には、必ず医療機関で適切な診断を受け、自分の健康状態に合った方法を選択することが重要です。
キレーション点滴は長時間の治療です。点滴でキレート剤を注入していきますがトータルでの時間は90分前後となります。
また治療中、後は低血糖のような症状が出る方もいますので、受ける前にクリニックに注意事項を確認しておきましょう。
キレーション点滴は「万能」ではない
キレーション点滴は確かに一部の人々にはメリットがあるかもしれませんが、全ての人にとっての「万能薬」ではありません。特に、健康増進やアンチエイジングを目的とする場合、日々の生活習慣（バランスのとれた食事、十分な睡眠、運動など）が大前提です。キレーション点滴だけに頼るのではなく、全体的な健康管理の一環として捉えることが大切です。
最後に、キレーション点滴は医療機関で行われるべきものであり、信頼できる医師の指導のもとで実施することが安心につながります。置かれている環境や原因不明な不調など検査をしても改善できない時や少し体質をリセットできるような治療をお探しでしたら受けてみる価値はあると思います。まずは自分の体と向き合いながら、適切な治療法を選んでいく姿勢が何よりも大切です。
当院ではキレーション点滴についてカウンセリングから事前にリスクや効能のご説明を行いますのでご安心くださいませ。