光治療とレーザー治療の違い、徹底解剖! – 横浜山手クリニック

光治療とレーザー治療の違い、徹底解剖!

光治療とレーザー治療の違い、徹底解剖!

光治療とレーザー治療って何?何か効果が違うの?

脱毛やシミ治療をするときによく聞く”光治療”と”レーザー治療”

結局どっちの方が効果が高いの?なんで二つあるの?と疑問に思った方も多いはずです。

そこで今回は光治療とレーザー治療の違いについて分かりやすくご紹介します♪


1.光治療とは

光治療とは広範囲の波長を持つ光を肌に照射し、さまざまな肌トラブルを改善する治療法です。IPLは「フォトフェイシャル」とも呼ばれ、美容皮膚科などで一般的に使用されています。

イメージで言うと懐中電灯を暗闇で照射した時のような広がり方に似ています。

当院ではルメッカというIPLを採用しています。

光治療の特徴

広範囲の波長

500nmから1200nmの範囲にわたる光を使い、複数の波長が一度に照射されます。このため、シミ、そばかす、赤ら顔、毛穴の開き、ハリの改善など、幅広い肌トラブルに対応できます。

選択的作用

メラニン色素や血管など、特定の色素に吸収されやすい光を使用するため、肌の特定の部分にだけ効果的に作用します。周囲の正常な組織にはほとんどダメージを与えません。

コラーゲン生成の促進

IPLは肌の奥深くに働きかけ、コラーゲンの生成を促進します。これにより、肌のハリや弾力が改善し、若々しい肌を保つ効果があります。

光治療の効果

シミやそばかすの改善:メラニン色素に吸収される光を使用して、シミやそばかすを徐々に薄くします。

赤ら顔や毛細血管拡張症の治療:血管に反応する光を使用して、赤ら顔や血管拡張を改善します。

肌質の改善:コラーゲン生成が促進されることで、肌のハリや弾力が向上し、細かいシワや毛穴の開きが改善されます。

ニキビや炎症後の色素沈着の治療:炎症や色素沈着に効果があり、ニキビ跡の改善にも役立ちます。

光治療のメリットと注意点

メリット

ダウンタイムが少ない:施術後の赤みや腫れが比較的少なく、日常生活に影響を与えにくいです。

幅広い適応:多くの肌タイプやトラブルに対応でき、全顔のトータルケアが可能です。

施術が比較的短時間:1回の施術が15〜30分程度と短く、忙しい人にも適しています。

デメリット

効果の持続には複数回の施術が必要

1回の施術で大きな効果が見られることもありますが、通常は3〜5回の施術が推奨されます。

日焼け後の肌には不適

日焼け後の肌は敏感になっているため、IPLは避けた方が良いです。また、施術後は紫外線対策が必須です。

シミが一時的に濃く見えることがある

治療後にシミが一時的に濃くなることがありますが、これは正常な反応で、時間とともに薄くなります。


2.レーザー治療とは?

レーザー治療は、特定の波長の光を集中して肌に照射し、シミやシワ、ニキビ跡、毛穴の開きなど、さまざまな肌トラブルを改善する治療法です。レーザーの光は、選択的にターゲットとなる肌の色素や組織に作用し、治療効果を発揮します。

イメージで言うと、レーザーポインタなどまっすぐに伸びた強い光線になります。

レーザー治療の特徴

特定の波長の光を使用

レーザーは、非常に狭い範囲の波長を持つ単一の光線を使用します。この光は、特定の色素(メラニンやヘモグロビンなど)や組織にだけ吸収され、選択的に作用します。

精密なターゲット治療

レーザーは、ピンポイントでターゲットに集中して作用するため、周囲の正常な組織にほとんど影響を与えず、非常に精密な治療が可能です。

治療目的に応じた種類

レーザーの種類には、シミやそばかすの除去に効果的なQスイッチレーザー、シワやたるみの改善に使用されるフラクショナルレーザー、毛細血管拡張症の治療に使用されるダイレーザーなど、さまざまな種類があります。

レーザー治療の効果

シミ・そばかすの除去

メラニン色素に反応するレーザーを使用し、シミやそばかすをターゲットにして取り除きます。

シワ・たるみの改善

肌のコラーゲン生成を促進し、シワやたるみを改善します。フラクショナルレーザーがよく使われます。

毛穴の開き・ニキビ跡の改善

フラクショナルレーザーを使用して、肌のテクスチャを改善し、毛穴の開きやニキビ跡を目立たなくします。

赤ら顔・血管拡張の治療

ヘモグロビン、血管に反応するレーザーを使用して、赤ら顔や毛細血管拡張症を治療します。

レーザー治療のメリットとデメリット

メリット

即効性が高い:レーザー治療は、比較的短期間で目に見える効果を得られることが多いです。

精密な治療:特定のトラブルに対してピンポイントで効果を発揮するため、余分な肌への影響を抑えることができます。

幅広い適応:シミ、シワ、たるみ、ニキビ跡、毛穴の開き、赤ら顔など、さまざまな肌トラブルに対応可能です。

注意点

ダウンタイムがある場合がある:施術後に赤みや腫れが生じることがあり、完全に回復するまでに数日から数週間かかることがあります。

痛みを伴うことがある:レーザー治療は痛みを伴うことがあり、麻酔クリームを使用する場合もあります。

複数回の施術が必要な場合がある:効果を最大限に得るためには、複数回の施術が必要になることが多いです。

費用が高い:レーザー治療は高度な技術を使用するため、他の美容治療に比べて費用が高くなることがあります。


3.どちらが結果いいの?

まとめてしまうと

★肌全体を綺麗にしつつ、ダウンタイムや痛みの少ないものを数回通うのであれば光治療

★ピンポイントでダウンタイムや痛みがあっても1,2回で効果が出るものであればレーザー治療

という見方で選択すると良いとお思います。

1番綺麗にできる方法は組み合わせです。

IPLなどの光治療で取りきれない悩みはピンポイントでレーザー照射し、肌全体の綺麗な状態を作り上げるのにIPLでキープすると効率良く肌が綺麗になります。

したがってどちらか片方だけが抜群に良いわけでなく、お悩みに合わせてチョイスすることが大事です。

一人で決めきれない場合には肌専門のクリニックに行きアドバイスを貰うことをオススメします。