高濃度ビタミンC点滴とリポソームビタミンCってどう違うの? – 横浜山手クリニック

高濃度ビタミンC点滴とリポソームビタミンCってどう違うの?

高濃度ビタミンC点滴とリポソームビタミンCってどう違うの?

どっちのビタミンCが効果が高いの?

ビタミンC=美容に良いイメージを持つ方が多いと思いますが、その中でも話題の高濃度ビタミンC点滴やサプリメントのリポソームビタミンC

どっちを摂取した方が効果が高いのか疑問に思ってしまう方もいますよね。

今回は点滴による高濃度ビタミンC摂取と、内服によるビタミンCの摂取の違いについて説明したいと思います♪


リポソームビタミンCについて

数年前から海外で話題になったリポソームビタミンC。

リポスフェリックというビタミンCのサプリメントが大流行しましたね。筆者も流行り出した頃に試しに購入して飲んでみたことがありますが、ドロっとした液体を水に含めて味合わずに飲み込む方法がなんとも苦手でした。

ビタミンCは一般的にサプリメントなどでも幅広く摂取ができるよう販売されていますが、実はビタミンCは体内で吸収されるのはほんの一部のみでほとんどが体外に排出されてしまいます。

せっかく健康や美容のために摂取しているのになんだか勿体無いですよね。

そこでビタミンCをリポソームと言って細胞膜や生体膜の構成成分である「リン脂質」という物質を使って作った、0.1~0.2μmの微小なカプセルに入れて体内に効率良くしっかり吸収させる技術が出来ました。

これによってビタミンが体外へ流出する事を防ぎ効果を最大限体に吸収させられるので、従来のビタミンCのサプリメントに比べて効果を感じやすいことが特徴となります。

現在流通しているものだと1包1000mgのビタミンCが配合されたものが多く、1日あたり1〜3包内服することを推奨されています。

通常のサプリメントに比べて吸収力が高いので、今まで通常のビタミンCのサプリメントを摂取していた方はこちらにシフトチェンジすると無駄なく効果を追求できるので良いかもしれません。


高濃度ビタミンC点滴について

高濃度ビタミンC点滴とはその名の通り、濃度の高いビタミンCを血中から取り込むことでビタミンCの効果を最大限吸収させることができる治療です。高濃度ビタミンCはクリニックによっても異なりますが12.5gや25g、50gとビタミンを口径から難しい量を1度に摂取することができるので、ビタミンの血中濃度を高めて余すことなくビタミンCを吸収させることができます。

ここでリポソームとの大きな違いとしてはやはりビタミンCの量にあります。

一見リポソームも1000mgと多いビタミンCの摂取をできそうな表記ですが、お分かりの方も多いと思いますが1000mgは1gなので高濃度ビタミンC点滴の最低量12.5gと比較すると1日3包内服したとしても随分差が出てしまいます。

なのでビタミンCの量をしっかり摂取したい方は高濃度ビタミンC点滴をオススメしています。

また高濃度ビタミンC点滴を好まれる方は美容や健康面だけでなくガンの闘病中や予防にも使用されることもあり、多方面での需要があります。

ただ、毎日点滴治療をできる方のほうが多くはありませんので日々のケアとしてリポソームビタミンCで効率良くビタミンを摂り続けることが大事と言えます。高濃度ビタミンC点滴は週に1度受けられるとベストですね。


まとめ

いかがでしたでしょうか。

高濃度ビタミンC点滴とリポソームビタミンC、それぞれに良いところがありどっちが必ずしも良いという訳ではありませんが、

よりビタミンCの量を多く摂取し血中濃度をあげたい方は点滴で、毎日しっかりビタミンを効率良く摂取していきたい方にはリポソームをオススメしています。

当院ではどちらもご用意していますので、ホームケアとしてリポソームビタミンCを処方させて頂いております。

ビタミンCには人間に必要な機能が備わっているので積極的に摂取していきたいですね!