当院で5月10日より導入する肌診断機。
スキンケアや美容医療に力を入れている方なら、一度は耳にしたことがあるかもしれない「肌診断機による肌分析」。最近では、クリニックやエステサロン、美容イベントなどでも導入が進み、気軽に肌の状態をチェックできる時代になりました。
けれども、実際に「肌診断ってどこまで正確なの?」「そもそもやる意味あるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
このブログでは、肌診断機を使った肌分析の意味とメリット、さらに診断結果をどのように美容医療や日々のスキンケアに活かせるかを、わかりやすく解説していきます。
肌診断機とは、肌の表面や内部の状態を写真撮影や光学センサーなどの技術を使って数値化・可視化する機械のことです。クリニックでは高性能な診断機を使用しており、肉眼ではわからない肌の隠れたダメージまで把握できるのが特徴です。
代表的な機能には以下のようなものがあります。
・皮脂量
・毛穴の開き・数
・水分量
・しわの深さ
・しみ・肝斑・そばかすの数と分布
・くすみ・色ムラ
・肌年齢の推定
・紫外線ダメージ(潜在ジミなど)
これらの情報をデータとして可視化し、数値化してくれるため、自分の肌の状態を客観的に把握することができます。
では、肌分析をする意味は何でしょうか?以下の3つが特に重要なポイントです。
自己判断だけでは、乾燥しているのか脂っぽいのか、しみなのか肝斑なのかを正確に判断することは難しいものです。肌診断機を使うことで、肉眼では見えないダメージや予備軍もしっかり見つけ出すことができます。
たとえば…
・肌の表面は潤って見えるのに、実はインナードライだった
・シミが1つあると思っていたら、深層に複数の潜在シミがあった
・頬の赤みがニキビではなく、毛細血管拡張だった
といった「見た目と実際のギャップ」が明確になります。
正確な肌分析によって、自分の肌に何が必要で、何が過剰なのかがわかるため、無駄のないスキンケアや治療プランを選択できるようになります。
・毛穴の目立ちには「皮脂ケア」か「たるみケア」か?
・シミの正体は「肝斑」なのか「老人性色素斑」なのか?
・赤みには「炎症」か「敏感肌傾向」か?
など、肌トラブルの本当の原因に対して正しくアプローチできるようになるのです。
美容医療の施術やスキンケアを継続しても、「本当に変わってるのかな?」と不安になることもあるでしょう。そんなとき、定期的な肌診断を行うことで、治療効果を数値で比較しながら確認できるようになります。
これは患者さんにとっての「安心材料」にもなり、継続治療へのモチベーションにもつながります。
肌診断機による肌分析は、以下のような方に特におすすめです。
・自分の肌質に合ったスキンケアを知りたい
・シミやくすみ、赤みの原因がよくわからない
・これから美容医療を始めたいが、何から手をつけて良いかわからない
・肌トラブルの改善効果をきちんと把握したい
・将来の肌悩み(予備軍)に早めに対処したい
診断を受けたあと、結果をどのように活かせばよいかも大切です。主な活用方法は以下の通りです。
洗顔料やクレンジングの選び方を変更
保湿のステップを増やす or 減らす
肌状態に合った美容液やクリームの選択
潜在的なシミや毛穴が多い → ルメッカやシルファームXでの治療を検討
肌のハリ不足 → スネコス、マッサージピールなどを考慮
睡眠やストレス、食生活の乱れが肌にどう影響しているかを把握
紫外線対策の強化が必要かどうかの判断
Q. 肌診断はどれくらいの頻度で受けるべき?
A. 初回の診断はもちろん、治療開始前と1〜3ヶ月おきに再診断するのがおすすめです。定点観測することで、変化が明確になります。
Q. 肌診断だけ受けてもいいの?
A. 当院は肌診断のみのカウンセリングも受け付けています。まずは自分の肌を知りたい、という方にもお気軽にご相談いただけます。
Q. 肌分析はどこまで正確なの?
A. 診断機器の種類や環境にもよりますが、医療機関で使用されている肌診断機はかなり高精度です。ただし、分析結果は参考データであり、医師の判断と併せて最適な提案を行います。
スキンケアも美容医療も、“自分の肌を正しく知ること”がスタートラインです。思い込みや感覚だけでなく、数値や画像で客観的に肌を理解することで、結果に直結するケアや治療が選べるようになります。
これまで何をしても肌が改善しなかった方、今のスキンケアが合っているか不安な方にこそ、肌診断機を活用した肌分析を強くおすすめします。
肌に悩んだその日が、美肌づくりの第一歩。
まずは、ご自身の肌を知ることから始めてみてください。