ビタミンについて本当に知っている? – 横浜山手クリニック

ビタミンについて本当に知っている?

ビタミンについて本当に知っている?

ビタミン=美肌?なんとなくしか分からない!

ビタミンと聞くとなんだか肌に良さそう、と感じる方も多く、積極的にビタミンを取り入れる方もいるのではないでしょうか?

ただ、ビタミンにも種類があります。

自分の欲しい効果だけを効率良く取り入れると健康にも美肌にも一石二鳥?!

今回はビタミンについて詳しくご紹介します♪

ビタミンは肌の健康と美しさを保つために重要な役割を果たします。


1.そもそもビタミンとは?

ビタミンは、体の正常な機能を維持するために必要不可欠な有機化合物で、少量で十分な効果を発揮します。体内で十分に合成できないため、主に食事から摂取する必要があります。ビタミンはエネルギー源としてではなく、代謝や生理機能の調整に重要な役割を果たします。

ビタミンの分類

ビタミンは性質により脂溶性ビタミン水溶性ビタミンに大きく分かれます

ビタミンの不足と過剰

ビタミンの不足はさまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。例えば、ビタミンCの不足は壊血病、ビタミンDの不足は骨軟化症やくる病を引き起こします。

一方、脂溶性ビタミンは体内に蓄積しやすいため、過剰摂取による中毒症状が現れることがあります。

バランスの取れた食事を心掛け、適切なビタミン摂取を維持することが重要です。


2.肌に欠かせないビタミン11種 一覧

ビタミンA(レチノール、カロテノイド)

役割:ビタミンAは細胞の再生と修復を促進し、肌の弾力を保つために重要です。乾燥肌やシワの予防に役立ちます。

効果:肌のターンオーバーを促進し、健康的な肌を維持。シミやくすみの軽減にも効果があります。

ビタミンB群

肌と健康を支える8つのビタミンB群は、エネルギー代謝や細胞の生成、神経系の機能など、体の基本的な働きを支える8種類の水溶性ビタミンの総称です。

それぞれが異なる役割を果たしながら、相互に補完し合っています。

・ビタミンB1(チアミン)

役割:糖質の代謝を助け、エネルギーを生成します。神経機能の正常化に寄与します。

効果:疲労感の軽減、集中力の向上に役立ちます。脚気の予防にも重要です。

含有食品:豚肉、全粒穀物、豆類、ナッツ

ビタミンB2(リボフラビン)

役割:脂質や糖質、たんぱく質の代謝を促進します。抗酸化作用も持ちます。

効果:肌や粘膜の健康を保つために重要です。目の疲れや視力の維持にも役立ちます。

含有食品:乳製品、卵、緑黄色野菜、魚

ビタミンB3(ナイアシン)

役割:エネルギー代謝に関与し、DNA修復を助けます。コレステロール値の調整にも役立ちます。

効果:皮膚の健康を保ち、炎症の軽減に寄与します。ペラグラの予防にも重要です。

含有食品:鶏肉、魚、全粒穀物、ナッツ

ビタミンB5(パントテン酸)

役割:脂質や糖質の代謝、ホルモンの合成に関与します。

効果:傷の治癒を促進し、ストレスの軽減に役立ちます。肌の保湿や炎症の軽減にも効果があります。

含有食品:肉類、魚、全粒穀物、アボカド

・ビタミンB6(ピリドキシン)

役割:アミノ酸の代謝、神経伝達物質の合成を助けます。免疫機能のサポートにも重要です。

効果:月経前症候群(PMS)の症状緩和、認知機能の向上に寄与します。

含有食品:鶏肉、魚、豆類、バナナ

・ビタミンB7(ビオチン)

役割:脂肪酸の代謝、アミノ酸の代謝に関与します。健康な髪、肌、爪の維持に重要です。

効果:髪や爪の強化、皮膚炎の予防に役立ちます。

含有食品:卵、ナッツ、豆類、全粒穀物

・ビタミンB9(葉酸)

役割:DNAの合成、細胞の分裂に必要です。妊娠中の健康維持に特に重要です。

効果:胎児の正常な発育をサポートし、貧血の予防に役立ちます。

含有食品:緑黄色野菜、豆類、強化シリアル

・ビタミンB12(コバラミン)

役割:赤血球の生成、神経系の維持に不可欠です。

効果:貧血の予防、神経機能の正常化に寄与します。ビタミンB12欠乏症の予防にも重要です。

含有食品:肉類、魚、卵、乳製品

・ビタミンC

役割:強力な抗酸化作用を持ち、コラーゲンの生成を助けます。

効果:シミやくすみの改善、肌のハリや弾力の維持に効果があります。また、フリーラジカルから肌を守り、老化を防ぐ効果もあります。

含有食品:アセロラ、キウイ、いちご、赤ピーマン、ブロッコリーなど

・ビタミンD

役割:肌の新陳代謝を促進し、免疫機能をサポートします。

効果:乾燥肌や炎症の軽減に役立ちます。適切なビタミンDのレベルは肌の健康を維持するために重要です。

含有食品:鮭、マグロ、イワシ、鰻、キクラゲ、黄卵

・ビタミンE

役割:抗酸化作用があり、フリーラジカルから肌を保護します。

効果:保湿効果が高く、乾燥から肌を守ります。また、傷跡の治癒を助ける効果もあります。

含有食品:アーモンド、ひまわりの種、ナッツ類全般、ほうれん草


まとめ

いかがでしたか?

ビタミンの種類はとても多く内容が似ているものもあります。

その中でもビタミンCやビタミンB群、ビタミンEは美肌効果として高く、サプリメントなどでも手軽に補うことができます。

ビタミンAなどの化粧品は刺激が強いので始める場合は専門の医師に相談するとより安心です。

私たちの健康や美容に欠かせないビタミンを上手く取り入れて

自分は目指す状態に持っていけるといいですね!