長年お肌に居座り続ける厄介な肌悩み代表の「シミ」
あなたのシミはいつから出てきましたか?
気付いていたら出来ていた・・
前から薄いシミはあるけど最近濃くなってきた
ケアをしてはいるけど年々増え続けている
シミが無ければ5歳くらいは若く見えるのになぁ〜・・
お化粧でシミをカバーするのが面倒くさい
などなど、一度は皆さんお肌にあるシミを気にした事があるはずです。
ですが、シミにも実は種類があり、それぞれ原因や対処法が異なります。
まずは自分のシミのタイプを理解することが、効果的なケアの第一歩です!
シミにはいくつかの種類があり、それぞれ原因が異なります。以下に代表的なシミの種類とその原因を紹介します。
1.老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
紫外線の影響でメラニンが蓄積し、時間とともに濃くなる代表的なお悩みのシミです。
特に顔や手など、日光にさらされやすい部分にできやすく年齢と共に出現します。
色味も分かりやすい褐色の色素斑です。
2.肝斑(かんぱん)
摩擦や日々のお肌への刺激、ホルモンバランスの変化が原因で、特に妊娠やピルの使用、ストレスが影響します。
両頬に左右対称に現れることが多いです。
老人性色素斑の次に多くお悩みを抱えている方も。また肝斑があるとシミも併発していることが多いです。
3.炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)
ニキビや傷などの炎症が治った後に、その部分に色素が沈着してできるシミです。
肌を触る癖や、紫外線に晒してしまったり、過度なレーザーやピーリングも原因になります。
メガネを1日中着用している方はメガネ跡が色素沈着している事があります。
4.そばかす(雀卵斑・じゃくらんはん)
遺伝的な要因が大きく、子供のころから見られることが多いです。
紫外線を浴びることで濃くなることがあります。
5.先天性色素異常疾患(せんてんせいしきそいじょうしっかん)
遺伝的な要因や先天的なメラニン生成の異常によって発生します。
幼少期から見られることが多く、一般的なスキンケアでは改善が難しい場合があります。
シミの種類がわかったら、それぞれの対処法を実践してみましょう。
老人性色素斑の対処法
紫外線対策が最も重要です。日焼け止めを毎日使用し、帽子や日傘を活用しましょう。
また、美白成分が含まれるスキンケア製品を取り入れるのも効果的です。
内服薬だとビタミンCやトラネキサム酸が効果的です。
ビタミンCはメラニンの生成を抑制し、既にできているシミを薄くする効果があります。また、トラネキサム酸はメラニンの生成を抑えるだけでなく、炎症を抑える作用もあり、シミの予防や改善に役立ちます。
クリニックでの治療もオススメで、ルメッカという光治療を用いると早めにお悩みを解消しやすくなります。
肝斑の対処法
メイク時や洗顔の際の摩擦に気を付けましょう。意外と洗顔時にゴシゴシと効果音がつきそうな勢いで洗っていたり、拭いていたり。メイク落としシートで擦ってしまうことも原因になる場合があります。
またホルモンバランスを整えることが大切です。ストレスを減らし、規則正しい生活を心がけましょう。
また、皮膚科で処方される薬(トラネキサム酸やビタミンC、ビタミンE)やレーザー治療、シルファームXなどの肝斑に特化した美容医療が有効です。
炎症後色素沈着の対処法
炎症を起こさないように注意し、ニキビができた場合は早めに治療を行いましょう。
触らず、摩擦が起きないよう保湿をしっかり行うことが大切です。紫外線対策もしっかりしないとうっかり傷跡などが色素沈着として残る場合があります。
炎症が落ち着いてからはピーリングが有効な場合があります。
内服薬のビタミンCやトラネキサム酸、代謝をあげるビタミンB2B6等も色素沈着を早めに改善する為に使うのもいいです。
外用薬ではハイドロキノンクリームがオススメです。
そばかすの対処法
紫外線対策を徹底し、美白成分が含まれるスキンケア製品を使用することで、そばかすを薄くすることができます。
上記のようなビタミン剤の内服もオススメですが、そばかすの場合は
ルメッカなどの美容医療機の使用で早めに長年のお悩みから解消される場合があります。
先天性色素異常疾患の対処法
このタイプのシミは一般的なスキンケアでは改善が難しいため、専門の医療機関での治療を検討する必要があります。
レーザー治療や特定の薬剤を用いた治療が効果的な場合があります。
保険適応の場合もあるので一度皮膚科での相談をオススメします。
シミ対策には、適切なスキンケア製品の選択も重要です。
シミ改善に役立つ成分や製品の選び方を紹介します。
1.ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、メラニンの生成を抑制し、既にできているシミを薄くする効果があります。
化粧水や美容液に含まれていることが多いので、日常のスキンケアに取り入れると良いでしょう。
2.トラネキサム酸
トラネキサム酸は、メラニンの生成を抑えるだけでなく、炎症を抑える作用もあります。美白効果が高く、肝斑や炎症後色素沈着の改善に役立ちます。
3.ハイドロキノン
ハイドロキノンは、美白効果が非常に高い成分で、シミを薄くするのに効果的です。
ただし、肌に刺激を与えることがあるため、使用方法には注意が必要です。
4.レチノール
レチノールは、肌のターンオーバーを促進し、シミを薄くする効果があります。
また、アンチエイジング効果も期待できるため、シミ予防と同時に肌のハリを保つことができます。
いかがでしたか?
シミの種類と原因を理解し、それぞれに合った対処法を実践することで、シミを予防・改善することができます。
日常のスキンケアに加えて、生活習慣の見直しも重要です。
紫外線対策を徹底し、ストレスを減らし、バランスの取れた食事と十分な睡眠を心がけましょう。
シミのない美しい肌を目指して、今日からできることを始めてみてください。